事例報告

概要

大学eラーニング協議会では,先進的にICT化をおこなっている加盟大学の事例を報告しており,このページでは報告の際の資料と概要をまとめて蓄積しています.ICT化を進めるうえでの参考にご活用ください.
これらの事例の蓄積は始まったばかりで試行的段階ではありますが,教育の質向上・改善の参考にしていただければ幸いです.

過去の事例(活用事例)は [こちら]

事例

学修成果の可視化を可能とするデータ化とその先の活用

(学)創価大学 通信教育部 小澤 潤

創価大学通信教育部では、通信教育制の特性を活かした教育環境のDX化を2010年代中盤より推進してきた。通信制では通学制より教学マネージメントの元となる収集できる学修・学生生活データが限定的であり、DXを進める中で収集データを広範囲に広げることができてきている。今後、このデータを活用し、学生が個別自律的な学修ができる環境を整えていく予定である。
なお、DX化の中で、オンライン試験等での顔認証による本人認証についても事例報告があった。

LTI によるLMS の機能拡張 = 信州大学の活用事例 =

信州大学 e-Learningセンター 新村 正明

eラーニングにおいては,学習管理システムであるLMSが良く用いられています.しかし,VoD
やテレビ会議などのサービスを学習支援に利用したい場合もあります.LTIは,これらの外部サービスを LMS
から利用できるようにするための仕組みです.
本発表では,LTIの概要と,信州大学における活用事例を報告します.

ワークショップ第2部会 共通基盤教材のCBT利用開始と利用方法

公立千歳科学技術大学 理工学部 山川 広人,上野 春毅

大学eラーニング協議会では,eラーニング用のシステムや教材の共同利用を狙った共通基盤教育サービスを展開しています。特に,共通基盤教育用のシステム(CIST-Solomon)はニーズなどを受けた機能の整備などを続けています。
この発表では,CIST-Solomonによる学生へのコース(学習シナリオ)の設定方法や,新たに整備されたComputer Based Testing(CBT)機能について紹介します。

岡山理科大学における教学支援DXの取り組み

岡山理科大学 副学長 平野 博之

本学では建学の理念を実現すべく,研究推進,国際性,地域貢献などを柱とする,10年間の行動計画「岡山理科大学ビジョン2026」を定め,2022年度からは「DXの推進」などを新たに柱に加え,後半となる第Ⅱ期の5年間をスタートさせた.DXはビジョン全体に関わる非常に重要な柱である.ここでは,本学の教学支援におけるDXの取り組みの現状について紹介する.

Moodleの小テストにおける不正行為抑止機能の実装

佐賀大学 米満 潔

コロナ禍におけるオンライン授業において,対面授業と同等に本人確認や不正防止を実現できるオンライン試験環境の構築が必要となった.そこで,これまでに培ったオンライン授業に関する成果や手法を活用し,全学教育機構高等教育開発室を中心として,アドミッションセンター,DX推進準備室と連携し,LMSとして使用しているMoodleの「小テスト」機能をカスタマイズすることで不正行為抑止機能を実装したオンライン試験システムを開発した.

対面教育とオンライン教育を組み合わせた学修環境の構築

九州工業大学 学習教育センター・ICT支援部門 大西 淑雅

本事例報告では,オンライン教育の方向性を皆様と議論するために,本学における遠隔授業の対応について紹介する.また,高度化デジタル改革(DX)推進計画に基づき,「学習データや多様なツールを統合的に管理・提供」,「時間・場所の制約を受けない実践力習得を可能とする演習環境」,「デジタル教育の準備および実践を効率化するための支援環境」の各項目について,2021年度に整備した機能やサービスについてあわせて紹介する.

Last modified: 2023年7月19日