会長挨拶

創価大学 望月 雅光

 本協議会の設立は2009年2月です。当時の設立趣旨を見ると、「eラーニングに関するノウハウ(知識)や,教育方法と密接に連携したFDの取り組みなどを積極的に公開し,eラーニングを活用した効果的な授業展開や新たな教育方法の確立を検討」とあります。現在も大きくその流れを継承しています。それにあわせて3つの部会が設置されています。現在は、第1部会のシステム運用部会、第2部会のコンテンツ・教材共有部会、第3部会のICT活用教育事例部会の3つの部会を中心に活動しています。 
 本協議会の特徴の一つに、共通基盤教育の提供があります。加盟校が制作した教材や加盟校が連携して開発したeラーニング教材の共同利用が目的です。一大学では開発が困難な教材でも連携校で協力しあうことで開発できた教材もあります。共同利用することで、運用コストも押さえることができています。 
 もう一つの特徴が、ノウハウの共有です。協議会の中には、先進的な取組を行なっている大学も多く、そのノウハウの共有も進めています。システムの運用面に留まらず、実践事例の共有も行なっています。 
 最近では、教育DXや生成AIの利活用に焦点を当てています。特に生成AIは教育のあり方を大きく変える可能性があります。この分野のノウハウの共有を推進しつつ、最新の動向に注視しながら、緩やかな連携の枠組みの中で、高等教育の発展に寄与してまいります。

 

 

Last modified: 2025年5月1日